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Pre-MBAコース

ここでは実際のMBA Programが始まるまでのPre MBAコース(サマースクール、オリエンテーション等)の概要について記載します。さらに詳細を知りたい方は「生の声」を聞くのが一番だと思いますので、どんどん在校生にe-mail、電話等でお問合せ下さい。

※合格後に学校から送られてくるメールの中に、「Admit Central website」へのリンクがありますので、そちらも必ず参考にするようにして下さい。

1. 夏季特別講座(UCLA Summer Sessions)

2016年からMBAプログラムが大きく変更され、8月上旬(2017年の場合)から参加必須のInternational Student Orientation(ISO)が始まりました。従って一部Summer Sessionの期間とISOの期間が重複することとなり、受講が困難となっています。いずれにせよ、次項のExtensionの受講の方がSummer Sessionの受講よりも一般的ですので、もしSummer Sessionを受講される方は、在校生やAnderson Schoolと連携を取りながらスケジュールを組み立てましょう。詳細はLinkページのオフィシャルサイトをご覧ください。

2. サマースクール(UCLA Extensionあるいは他のESL学校)

UCLA Extension American Language Center (ALC)ではESLプログラムを提供しており、どなたでも参加することができます。前述の通り2016年からMBAプログラムの開始が早まった為、以前はIntensive English Communication Program(IECP)のSession Aしか選択の余地がありませんでした。

授業の内容としては映画をみたり、ゲームをしたり、同級生の前でスピーチをしたり、ロサンゼルス観光をしたり、LA Timesなどの新聞記事についてお互い説明しあったり、簡単なグループ作業等を通じて日常英会話を学ぶといったものです。クラスメイトの大半はアジアや南米から来た大学生、駐在員の家族でした。「夏休みをLAで満喫しよう」という目的で参加する人が多いようで、授業のレベルは低いです。MBAプログラム開始前に英語力を向上させたいという目的で参加するとがっかりすると思います。早めにLAに入って、生活セットアップのついでに学校環境に慣れる位の気持ちで受講することをお勧めします。

その他UCLA Extensionでは様々な科目(Art, Business等)を提供しており、時間が許す限り自由に受講することができます。

(1) 詳細情報

オフィシャルサイトはLinkページからアクセスできます。

夏季の短期ESLプログラムについては、上記サイトのCoursesのなかのLanguage & English Learningを選択し、English Learning(ESL)を選択すると詳細情報が掲載されています。

(2) コース内容

本プログラムではAcademic Intensive English Program(AIEP)とIntensive English Communication Program(IECP)の2つのコースが用意されています。AIEPとIECPを両方受講した知人によれば、英語をまじめに勉強するという観点ではAIEPのほうが良かったようです。

(3) スケジュール

複数の期間が用意されていますので、ISOと重複しないスケジュールを選択しましょう。ExtensionとUCLA本体のI-20は別物ですので、切り替えの手続きが必要です。早い段階でExtensionの事務オフィスにコンタクトを取っておくと良いでしょう。

(4) ESL以外のコースを検討する場合の注意点

ALCの提供するESL以外にも、UCLA Extensionでは様々なSummerプログラムを提供しています。ネット広告のマーケティング、プロジェクトマネジメントから、写真ビジネス、Flash Animationのワークショップに、データベースマネジメントまで多岐にわたります。受講期間も、1日、1週間などの短期から、数ヶ月に渡るプログラムもあります。それら多種多様なプログラムの中から、Web Design、Digital Photography、Sound Designなどのデザイン系を選択しようと思いプログラム関係者に連絡をしたところ、18歳以下しか受講できないことが判明しました。ホームページでは、そのような情報は載っていなかったため、どのプログラムを選択するにしても、受講に対する条件はあるのか、I-20は発行してくれるのか、等を早めに確認することをお勧めします。

 

3. イベント・ワークショップ

 7月中、本格的なオリエンテーションが始まる前に、ワークショップや、(非公式なものを含めた) 様々なイベントなどがあります。2017年は8月1日から留学生が参加必須のオリエンテーション(主にビザ手続き関連や就職活動に関する内容です)が開催され、事実上、ここから正規のコースが始まります。

 

(1) PCのセットアップ

 夏の間にStudent Technology Service(STS)よりPCのセットアップ方法に関するE-mailが送られてきます。E-mail(もしくはSTSのWebsite)には詳細にPCセットアップの手順が記されており、2~3時間程度かけて手順に従い自分で設定を行う必要があります。ただ、学内のプリンターのセットアップを除き、学校に行く必要はなく、自宅からインターネット経由で設定可能です。セットアップに関連して何か質問がある場合、手順を誤った場合等はSTSにメールを送付するか直接Anderson内にあるSTS Officeに行けば迅速に対応してもらえます。ただしOrientation開始後には多くの学生がSTSを訪れ、長い列が出来てしまうため、PCのセットアップはOrientation前に行うことをお勧めします。また、PCのスペックについても細かい要件が定められていますが、同要件を満たすには相当の高スペックが必要であり、お金をかけてわざわざ高価なパソコンを購入して厳密に指示に従う必要はありません。一定のメモリ容量とバッテリー持続時間(注:教室や図書館内は各席に電源プラグが設けられています)があれば事足りると思いますので、日本で使い慣れたPCの持参か渡米後の購入をご判断下さい。Mac:Windowsの比率は5:5程度ですが、一部授業でWindowsのみ対応のソフトウェアを使用することがありますので、新規購入の場合はWindowsをお勧めします(Macでも全く問題ありませんので、買い替える必要はありません)。

 

(2) イベント・ワークショップ

①Outdoor Adventure Trip/Pre-Orientation Trip

97年から始まったこの企画は希望者を対象とした2、3泊程度の小旅行ですが、参加者の殆どは非常に楽しく、良い思い出になったとコメントしています。この企画は同期生や一年上の先輩とリラックスした雰囲気で交流できる最初の機会です。目的地はLAから北に数時間程度の場所が主で、各グループ10数名程度の定員になっています。参加した経験から言いますと、同じトリップに参加した仲間とはその後セクションが分かれても親しくなりますのでオススメです。

Outdoor Adventure Tripの企画には登山、カヌー、ロッククライミング、カヤック、サーフィン、そして、急流下り等10程度のコースが用意されており、日程はコースによって異なりますが、2泊3日から3泊4日でした。なお、参加には$250~$450程度の費用(プラス必要な道具類の費用)がかかります。人気のあるトリップは締切り前に定員に達してしまいますので、もし参加希望する場合は早めに登録すると良いと思います。2011年は1名, 2013年は2名、2014年は1名、2015年は1名の日本人が参加しました。

 

<体験者の声(Class of 2009)>

 Yosemite Hetch Hetchyに参加しました。5泊6日でPre-O Tripでも最長のコースです。15人程度参加し、Internationalは中国人2、日本人1の3人でした。 所詮MBAプログラム前の親睦旅行とタカをくくっていたのですが、かなり本格的なハイキングで、日本でキャンプ位の経験しかない私にとっては驚きの連続でした。

 当然ですがシャワーも浴びられませんし、トイレもありません。旅の初日に、穴を掘って葉っぱで拭く事を教えられます。また、水を含む食料・キャンプ道具は全て自分たちで運ぶ必要があるので、バックパックの重さは20キロを超えていたと思われます。さらに私が参加したコースでは、旅の後半に水をろ過する道具が壊れてしまい、渇きに耐えながら山道を進むというサバイバルな体験もしました。ただ、それだけ大変な時間を共有するので、自然と参加者間の結びつきは強くなり、MBAコースが始まった後でも親密な交流が続きます。橋から川に飛び込んだり(10m位!)、滝に打たれながらアメリカ人と仲良くなりたい方にはぜひ参加をお勧めします。

 

② 各種ワークショップ・イベント 

②-1 Math Workshop(オプション)

希望者のみを対象としたもので、数学全般(数学Iレベル)に関するレビューが10週間にわたってオンラインで行われます。MBAプログラムで必要とされる基礎をカバーするので、忘れかけている知識を戻すという意味では有用な講義と思われます。ただ、理系の方や大学受験で数学をやった方(国立文系等)にはレベル的に物足りなく、貴重な時間とお金を使って受講するほどのものではありません。受講しようかどうか迷っている方は、在校生にご相談ください。

 

②-2 Excel Workshop(オプション)

Math Workshop同様、希望者のみを対象としたWorkshopです。2006年はAndersonのPhDや2年生が講師となって、Excelの基本的な使い方からショートカット機能、Goal Seek/Solver機能、Regression機能まで、実際にExcelを使いながら学びました。これまで仕事でExcelを使ったことのない方は、参加されるといいと思います。ただ、基本的な使い方に多くの時間を費やすこともあり、時間・費用対効果という点では正直「?」といったところです。Math Workshop同様、受講に際しては在校生にお気軽にご相談ください。事前にオンラインのコース受講が推奨されています。($200)

 

③非公式イベント

その他、学校公式のものではありませんが、Class of 20XX全体のFacebookのグループ(アカウントを持っていれば合格後に加入することになると思います)を通じ、色々なイベントの案内があるかもしれません。一例として、2017年はクラスメイトの一部がオーガナイザーとなり、9月上旬に2泊3日のラスベガス旅行が企画されました。何と70人(全体の2割!)が参加し、ショーにクラブにギャンブルにと思いっきり遊び倒しました。他にも色々な企画が出てくると思いますので、是非Facebookグループをこまめにチェックしてみて下さい。アイディアがあれば、皆さんで呼びかけをしてみるのも面白いかもしれません!

 

4. オリエンテーションプログラム(必修)

以下のプログラムをまとめた総称です。実質的にここからMBA生活が始まります。

 

①   International Student Orientation(ISO)

MBA Orientationが始まる直前に1週間かけて行われます。留学生は参加必須です。就職やインターンシップの際のビザに関する基本知識の習得、就職活動に関しての説明があります。また、5人ほどのチームが割り当てられてケースコンペティションに取り組むことも年もあったようです。留学生のみとはいえ、彼らのスピーディーな英語に圧倒されて今後のMBA生活を憂う人が続出?します。

 

②  MBA Orientation(2016年は8月1日~9月20日)

 8月以降、7週間かけて行われる全学生参加の必修オリエンテーション内にはLeadership Foundationという2単位のコース、Financial AccountingとOrganizational Behaviorという4単位のコースが含まれます(2017年の場合)。Leadership Foundationは最初の1週間のみで、これをパスしないと以降の授業を履修できません(学生を落とすことが目的ではなく、2年間のMBA生活を始めるにあたって自分は他の学生との共同作業の中で何を学び、それをベースにリーダーとして将来、周囲の人間と協力していかに成果を挙げていくかを考えさせる契機とするのが目的ですので、真面目に取り組めば落ちることはありません。また、仮に取得基準に達しなかった場合でも追加レポートの提出で単位取得ができる救済措置があります)。リーダーシップに関する本格的な授業に加え、屋外での実習やゲーム等の様々なアクティビティ(単なる遊びではなく、その活動を通じてチームワークの重要性を学習)やボランティア活動で「チームワーク」の重要性を叩き込まれます。最後の締めくくりとしてオリエンテーションでの学びを踏まえ、自らの「リーダーシッププラン」をA4で2-3枚程度にまとめて提出することを求められます。

 放課後のイベントも含めたオリエンテーション期間は、これからの学校生活を順調に送るためのいわば助走期間であると言えます。内容的にはAcademicからSocialまで多岐に亘りますが、相当中身の濃い、刺激的なプログラムとなっています。また、秋学期を通じてグループワークを一緒に行うLearning Team(従前はStudy Groupの呼称)のメンバー構成もこのオリエンテーション中に発表されます。

2週目以降はFinancial AccountingとOrganizational Behaviorの授業が交互で行われます。この2科目は2015年まで秋学期に行われていましたが、より就職活動に注力できるようにとの配慮から、オリエンテーション期間中に受講する運びとなったようです。Financial Accountingは教授にレクチャー中心ですが、Organizational Behaviorはディスカッションが中心になりますので、初めはテンポの良いディスカッションについていくのに苦労しました。とはいえ、なんだかんだ皆しっかりと単位を取れましたので、心配は無用です。オリエンテーションと名付けられてはいますが、中間試験と期末試験はあるのでもう一つ学期が増えたような印象です。Learning Teammateとグループワークをしたりしながら、少しずつMBAプログラムに慣れていきましょう。

 

そして楽しい、楽しいオリエンテーションが終わると──そう、いよいよ秋学期のはじまりです!

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